SSSpecial

結局普通の書店員にはもどれてなかった残念な乙女ゲーマーの2次創作&日記

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

【トキ春】お風呂とピヨちゃんとトキヤくんと

TLでちらっとアヒルの玩具と一緒にお風呂なトキ春、と空目した(よくよく呼んでみると微妙に違ったようだ)ので、なんだか突然荒ぶってしまったゆえの暴走。(でも別にたいしたことはしてないからR付けませんね><
うたプリ世界ですのでアヒルはピヨちゃんに変換されました、水鉄砲内蔵ピヨちゃんとかが混ざってて、あらぬところに水当てられて「きゃぁっ」な春歌とか! ピヨちゃんのくちばしで胸とかいろんなとこつつかれて息も絶え絶えな春歌とか!そんな展開がこの後に待っていると思うと荒ぶりますね! (だからこのSSにはR要素は無いって言ってるじゃないですかー! 誰か絵で下さい><

ということで続きはこの後

 春歌は酷く落ち着かない面持ちで、目の前で揺れる水面を見つめていた。
 ここは通い慣れたトキヤの部屋の浴室で、自分の後ろにはトキヤがいるともなれば当然のことだが。
 身動ぎする度にたつ水音と、トキヤが楽しげに自分を見つめているのだろう気配がして、温まるどころか今にものぼせてしまいそうだ。
 普段なにも考えずにリラックスできるお風呂が、トキヤを伴っているだけでこんなに心臓に悪いとは。
 ──いや、入る前からわかりきってはいたはずだ。
 でも、心のどこかでトキヤにされることが嫌なことの訳がない、と思っているから……恥ずかしくても頷いてしまったのだ。
 
   ◇  ◇  ◇
 
 ここのところ何度も何度もすれ違って、漸く今日から明日にかけてのオフが重なって喜んでいたのも束の間のことだった。
 軽い打ち合わせを終えてトキヤと二人、どこかうきうきしながら事務所から寮に向けて歩いていたらついていないことに通り雨に遭ってしまったのだ、事務所に戻ろうにも寮に向かおうにもどちらが近いとも言いがたい微妙な距離。
 結局悩む時間があるならばさっさと寮に入ってしまえばいいと二人で走ったが、当然の事、寮についたら見事な濡れネズミの出来上がりだった。
『雨に降られてすっかり冷えきってしまいましたね、お風呂に入って温まりましょうか』
『そうですね、わたしもお風呂入ってから出なおしますね……トキヤくん?』
 このまま予定通りトキヤの部屋に行ったとしてもトキヤのことだ、先に自分に入れと言うのだろう。そう思ってのセリフだったが、いつもならばそういう流れだっただろうが、今回ばかりは違っていた。
 二人の部屋の前で互いのドアの横、ぎゅっとトキヤが春歌を抱きしめる。
『トキヤくんっ、だめですよ、ここ部屋の前です。誰か来たら……』
『──このフロアは全員同期です、誰に見られたとて構いませんよ、どうせ皆私達の関係を知っている』
 熱いとさえ感じる吐息混じりのトキヤの声が、耳朶に唇が触れるようにして囁かれると、濡れた服が身体に張り付いて寒いとさえ思っていたのが一気に火照ってしまう。
 早くお風呂に入って身体を暖めなければ、自分はともかくトキヤに風邪を引かせるわけにはいかないと、春歌がそう諭すと。トキヤがやけに艶っぽい表情で、耳朶を舐めるようにして言う。
『わざわざ部屋に帰らずとも、私の部屋で入ればいいじゃないですか』
 吐息を噴きかけるような不埒な囁きに、ぞくりと這い上がる何かを感じて、春歌が耳元を抑えこんでトキヤを見上げる。
『だっだめです……トキヤくんが先に入ってくれないと、アイドルなんですから風邪ひいちゃ……』
『だから……一緒に入りましょう? ね?』
 それ以上の問答は無用とばかりに、鍵穴に差し込もうとしていた春歌の鍵をひょいと取り上げると、自分の部屋に春歌を連れ込んだ。
 お湯を貯めている間、タオルで春歌を包み、柔らかなコットンタオルで丁寧に水滴を拭う。
『トキヤくんも拭かないと、わたし自分で拭けますから』
 と、さっきからやけに接触の多いトキヤを必要以上に意識してしまいそうで、気恥ずかしさから押しのけようと、トキヤの胸元に手を添えると、待っていたかのようにその手を掬われた。
『せっかく君に触れられるのに、連れないことを言いますね、私のお姫様は。
 もう少し、君の艶姿を楽しみたかったのですが残念です。風呂を見てきますので、きちんと拭ってくださいね』
 そう言って手の甲に、ちゅっと口付けを落とすと。軽く春歌の胸元に触れて、何事もなかったかのように浴室へ向かう。
 不思議に思って春歌が自分の胸元に視線を落とすと、ブラウスがぴったりと肌に張り付いて下着が浮いていることに気付かされ、真っ赤になってしゃがみこんで思わず声に出して呟いた。『トキヤくんは意地悪です!』と。
 
  ◇  ◇  ◇ 
 
 そう、想いを交わした相手だというのに、自分に対してトキヤは時々物凄く意地悪なのだ。
 先ほどの回想を終えて、春歌は軽く息をつく。
 お風呂に入るまでのやりとりもそう、何を言っても聞いてもらえず、のらりくらりと一緒に入ることを承知させられてしまったのだから。
『恥ずかしい? 私は君の身体のことなら隅々までよく知っているのに? お風呂に入らねば風邪をひくと言ったでしょう、言うことを聞けないのなら、今この場で裸にして恥ずかしくなくなるまでじっくりと鑑賞してもいいのですよ?』
 そう言われてしまうと、それ以上に抗いようがない。
 まさかお風呂場で不埒な行為を仕掛けては来ないと思うがと、春歌はおずおず頷いた。

「まだ……機嫌を損ねているのですか、君は」
 トキヤがそう言って軽くため息をつくのが解る。
 機嫌を損ねているのではなく、恥ずかしいだけ、そして、何かされるんじゃないかと思ってしまう自分が嫌なだけ。
 そう言いたいけれど上手く言えずに黙りこむ春歌の目の前に、ぽちゃんと何かが音を立てて弾んだ。
 何かと思って目の前の黄色い物体を拾い上げると、ぱっと春歌の表情が明るくなる。
「わぁ……ピヨちゃんです! 可愛い!」
 シャイニング事務所のマスコットキャラクターであるピヨちゃんが王冠を被った姿。どこか誇らしげな表情のそれが可愛らしく、両手で掬い上げたりつついたりしてキュートな姿をつい堪能してしまう。
「これで少しは機嫌を直してくれると嬉しいのですが」
 おどけた調子で首をすくめると、春歌に向かって笑いかける。
 ぽちゃぽちゃといくつかのバージョン違いのピヨちゃんが投下されると春歌の周りを囲むように浮くそれらに、春歌が目を瞬かせた。
「こんなにどうしたんですか?」
「先日貰ったんですよ、……君がこういうのを好みそうだと思って。
 だから、いい機会が出来てよかったです」
 フっといつもの様に微笑むと、春歌の頭に手を伸ばし、くしゃりと撫でた。
「一緒に入って、これを楽しんでくれる君を何時見られるのかと、とても楽しみだったんですよ」
 そう、目を細めて言うトキヤに、恥ずかしがってばかりいた自分が申し訳なくさえ思える。
 それに、自分のためにもらってきてくれたというのだけでも嬉しくて、「とっても可愛いです、ありがとうございます!」と側にたゆたうピヨちゃんを手に取りながら微笑んでお礼を言う。
「これで君と一緒にお風呂を楽しめるのなら充分ですよ」
 そうにこやかに言ったトキヤは、不意に距離を縮めると、反応しきれなかった春歌の唇に軽く唇を押し当てた。
「……私には誰よりも何よりも、君が可愛いのですがね」
 慌ててまた後ろを向いた春歌を背後から抱き込んで、首筋に顔を埋めると、心底楽しそうに笑いを押し込めたトキヤに、春歌がみるみるうちに赤くなる。
「も、もぉ……トキヤくん……」
 身を捩る春歌の背中に甘く口付けを落とすと、春歌がぴくりと身体を震わせた。
 そんな春歌を見て、嬉しそうに口角を上げると、聞いてるだけで蕩けてしまいそうな程の低くて甘い声が耳元に落ちる。
「さて、春歌。温まった頃でしょうから上がりましょう、ああ、そうですね。せっかく童心に帰ったようですから洗いっこでもしましょうか?
「もぉっトキヤくん!」
 言葉の内容は同じでも声に篭った力が違う、春歌の分かりやすい反応に堪えきれずに噴きだすと、トキヤは楽しそうに春歌を抱き上げた。
「遠慮は要りません、せっかくのオフですから、たくさん楽しみましょうね」

 同意を得ようと掛けられた声になんと答えればこの後の羞恥を回避できるのか、春歌は真剣に考えながらお風呂の水面を涼しい顔をして泳ぐピヨちゃんを途方に暮れつつ眺めていた。
 
+++++++++

このあと春歌はトキヤが美味しくいただきました。
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://ssspecial.blog19.fc2.com/tb.php/405-b718553d

 | HOME | 

最近の記事

プロフィール

らふぃ@みさぼ

Author:らふぃ@みさぼ
相変わらず残念な書店員
好きなもの:
旦那と娘と本とゲーム
最近のお気に入り:
うたの☆プリンスさまっ♪、図書館戦争、薄桜鬼、VitaminX

通販の受付を開始しましたこちらからどうぞ。

カテゴリー

月別アーカイブ

ツイッター

お休みの日はのんきにつぶやいてることが多いです。職場の休み時間にもたまになんか言ってるかも?

リンク

このブログをリンクに追加する

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

FC2カウンター

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。